整理解雇時の退職金の相場

整理解雇される場合に退職金の支給金額はどのくらいになるのか？
平均金額の相場が気になると思います。

整理解雇実施時には退職金の上乗せや整理解雇に応じる代わりに退職金を割増させるなどの特別な条件もプラスされるかもしれません。
そのため整理解雇時の退職金の相場
はどのくらいになるのかについては整理解雇を実施している会社の状況によって大きく変化するでしょう。

実際整理解雇を実施した時の会社の状況はどのようなものなのか？

整理解雇での退職者はどのくらいにいるのか？
などにもよって整理解雇施策自体の規模も理解出来ると思います。
そこで退職金の相場についてまずはご紹介していきたいと思います。

退職金の相場金額

退職金の相場金額は実際どのように決定されるのでしょうか？

退職金の相場金額決定要素について少し掲載しておきたいと思います。
整理解雇時にも退職金の相場金額決定要素は影響してくる事がほとんどだと思いますので退職金の相場金額決定要素をみながら退職金の予想をしてみましょう。
まずは退職金の金額に1番影響を与えやすい項目についてご紹介します。

勤続勤務年数

勤続勤務年数は会社に協力した期間に該当します。
退職金額の相場では勤続勤務年数は大きく退職金の相場に関係してくるでしょう。

実際に整理解雇される退職日までに勤続勤務年数は何年何ヶ月になるのか計算しておいた方が良いでしょう。

整理解雇時でも勤続勤務年数が長ければ長い程退職金の金額も割増や上乗せが発生し大きくなりますし、
相場の傾向としても退職金の割増要素に大きく関わっているようです。

会社規模

退職金の相場金額は会社規模からも影響を受けやすい状態だと言えます。
退職金の相場ではやはり、大企業程退職金の金額が上乗せされる傾向になります。
これは整理解雇で退職する場合にも同じ事が言えるでしょう。

絶対大企業の方が退職金が高いとは限りませんが、
退職金の相場全体を見てみると大企業の方が退職金の相場金額自体は高い傾向にある事を覚えておきましょう。

注:大企業とは会社の人員が1000人以上の会社の事を示しています。

学歴

退職金の相場金額に学歴も大きく影響を与えている事がわかります。

退職金を支給する会社が4大卒と高卒で退職金の支給金額を分けている事がほとんどなので、
退職金の相場金額にも影響が出ていると言えるでしょう。

整理解雇時にも恐らく4大卒と高卒での退職金の金額に差が出てくると思います。

退職金の相場を織り込んだら上乗せに注目してみましょう。

退職金の相場金額は上記の事項からもある程度予想出来るのではないかと思います。

退職金の相場がどのような項目で影響を受けているのかわかったので、
次は整理解雇時の退職金の上乗せについて記載していきます。
退職金の上乗せは整理解雇時の状況によってはあり得る話しだと思います。

実際退職金の相場金額決定要素にも出てきた会社規模では、

会社の規模が大きければ大きい程、
整理解雇をする場合には退職勧奨や早期退職制度を利用しての退職を勧める場合がほとんどのようです。
そのため、元々の退職金の金額に上乗せされる場合も整理解雇時に通達される可能性もあるでしょう。
又有給休暇の分や急な通達のため、整理解雇時に退職金を上乗せする場合もあるようです。

実際の退職金の上乗せについては整理解雇の通達を受けた時の会社の通達情報や説明を考慮するしかありません。

退職金の上乗せについても退職金の相場金額の要素は絡んでくるでしょうが、
退職金が上乗せして支給されるかどうかは会社の決定によります。
そのため全ての退職金相場要素を満たしていても退職金が絶対上乗せされるとは限らないため、

整理解雇を受けた上司や
整理解雇時の書類に記載されている退職金の記載項目などを見る事が大切です。

わからない事があれば担当の上司に問い合わせる事で退職金の上乗せがされるかされないか？判断する事が出来るでしょう。
いずれにしろ退職金の相場金額の決定要素に絡んでくると思いますので退職金の上乗せに期待しましょう。