退職届の退職理由 書き方例文集(会社都合と自己都合や結婚,妊娠など)
退職届の見本画像を見ていただくとわかると思いますが、退職届には退職理由が記載してあります。
この見本画像では「一身上の都合により、」の部分が退職理由に該当しますが、退職届の理由の書き方はもちろん実際の退職理由によって書き方が変わってきます。
自分の場合は退職届の理由の部分に何て書けば良いかわからず迷う方もたくさんいるようです。
そこで今回このページでは退職届に書いてもビジネスマナー上大丈夫な退職届の理由例文をご紹介していきたいと思います。
上記画像で見ると
退職届本文中の
『一身上の都合により』の部分が退職届の理由を書く場所になります。退職理由が変わったとしても書く場所は同じで構いません。
実際の退職理由に対してどのように理由を書けば良いか?
今からご紹介する理由例文を見て退職届の理由の書き方の参考にして下さい。
それではまず最初に一般的に多く使われる
・『一身上の都合により』
・『会社都合により』
の2つの理由の使い方からご説明していきたいと思います。
退職届の理由の書き方例1 『一身上の都合』
ページ先頭にも掲載してある退職届の見本画像の中にある退職理由は『一身上の都合』になっています。
退職届の理由として広い意味を持っているので大半の場合この『一身上の都合により』と書く書き方で間違う事はあまりありません。
一身上の都合とは自己都合や家庭の都合とほぼ同じ意味になります。
間違えやすい退職理由として例をあげると、
家族の誰かが病気になって看病しないといけない時や身内の都合で遠くに引っ越さなければいけない時なども『一身上の都合により』を使います。
今の場合だと自分自身の退職理由ではありませんが、自分に関係する人が理由で会社を辞める場合にも退職届の理由の書き方としては「一身上の都合」が良く使われます。
病気やケガなども仕事が理由で無い限り 『一身上の都合により』ということになります。
退職届の理由の書き方例2 『会社都合』
退職理由が会社側にある場合は基本的に全て会社都合になります。
しかし、会社都合と一口に言っても色々な退職理由があります。
そのため退職届に『会社都合により』と書く時と書かない時があります。
会社都合で退職届を提出する場合は退職理由の書き方の違いを知っておく必要があります。
リストラ、倒産、会社側からの雇用契約解除などは全て退職届の理由の場所に
『会社都合により』と書く書き方になります。
この退職理由の場合は『会社都合により』と書く書き方で問題ありませんが、
会社が会社都合による退職という事を認めたがらない場合は別の書き方をする時もあります。
退職届に具体的な理由で会社都合と記載する書き方
退職届の退職理由部分に『会社都合により』と書いて会社に提出しました。
提出したけれど受理されなかったり、退職理由の記載変更を求められた場合は対処方法として別の書き方があります。
リストラや非正規の雇用契約解除の場合
『雇用契約の解除に伴い』
『貴社 人員調整に伴い』
このように退職届の理由の書き方を変える事もできます。
貴社などをあえて退職届に記載する事で、会社側からの人員調整や契約解除で私は退職しますよ。
という事を教える事ができます。
無いとは思いますが、退職後に会社が自己都合で辞めたとウソを申告して離職票などに記載してきた場合でも証拠になります。
必ず会社側の都合で退職届を提出しなければいけない時は
『会社都合により』
『貴社 雇用契約解除に伴い』
などの書き方で退職届の理由部分に記載しておきましょう。
退職届の理由の書き方 結婚,妊娠の場合
結婚や妊娠で退職届を提出する場合の理由の書き方はもちろん『一身上の都合により』で構いません。
出産手当や結婚の祝い金をもらえる会社の場合は手続き上、結婚や出産の記載を求めている場合もあります。
このような時には
『結婚により』
『出産の準備に伴い』
とあえて具体的に退職理由を書く書き方でも構いません。
基本的に退職届はあまり具体的な退職理由を書く事が少ないので出産、結婚の場合でも
『一身上の都合により』で構いません。
口頭で上司に退職理由を伝える時は結婚や出産、妊娠の事を必ず伝えましょう。
退職届の理由例文 一覧
ここまで退職届の理由の書き方をご紹介して来ましたが再度ここで例文を一覧にして掲載しておきたいと思います。
退職届の理由を書く時の参考にしてください。
・『一身上の都合により』・・・自分側の都合による退職の場合は退職理由の書き方が『一身上の都合により』となります。
・『会社都合により』・・・会社側の都合で退職する事になり、退職届を提出する場合は『会社都合により』と理由を書きましょう。
・『雇用契約解除に伴い』・・・会社都合退職の場合でもっと退職理由を具体的に退職届に書く場合の書き方になります。
会社側から雇用契約の解除を申し出てきた場合は貴社を足しても構いません。
・『貴社 人員調整に伴い』・・・こちらも同じように会社都合退職の退職理由を具体的に書いた退職届の書き方になります。
人員調整の場合はリストラや退職勧奨などが当てはまります。
・『結婚により』(基本的には一身上の都合)・・・
結婚の場合は基本的に『一身上の都合により』と書く書き方で問題ありませんが、祝い金や一時金などが結婚で貰える場合などには具体的に『結婚により』と書いて書類を作る事もできます。
『一身上の都合』によりと書く場合は知っているとは思いますが口頭で必ず上司に伝えておきましょう。
・『妊娠,出産準備のため』(基本的には一身上の都合)・・・妊娠、出産の場合でも基本的に一身上の都合で構いませんが、
出産一時金や育児手当金などの関係で明記が必要な場合は『出産準備のため』や『妊娠により』など妊娠、出産を明記する書き方をしても構いません。
こちらも結婚と同じように必ず上司には伝えておきましょう。
ここまで退職届の理由の書き方例文を解説してきました。基本的に退職届の理由の書き方は大きく分けると例文の最初にご紹介した2つになります。
『一身上の都合により』と『会社都合により』は退職届を書く時、高確率で退職理由部分に書く事になります。
なのでこの2つの理由の書き方は必ず意味と一緒に覚えておきましょう。