親の介護が理由で退職しなければいけない時の退職手続き法
父や母が高齢になり介護が必要になった場合は退職する必要も出てくると思います。
日本は現在少子高齢化が加速しているため上記のように両親の介護が必要になってくる労働者の方も多くなっています。
両親の介護が退職理由に該当する場合は自分自身の都合ではありませんが会社の退職手続きでは『自己都合退職』扱いになる事が多くなります。
両親が高齢と共に介護が必要になった場合はある程度予測出来ると思いますが、急に両親どちらかの介護が必要になってしまった場合などは即日の対応が必要になると思います。
この2つの状況どちらかに該当すると思いますのでこのページで手続き方法をそれぞれご案内していきたいと思います。
まずは両親の介護を予定して退職する場合の手続き方法からご案内します。
親の介護予定が退職理由の場合
来月から実家の母の介護をする事になりました。
父の入院が決まり介護が必要になるので退職します。など
両親の介護が予定で退職しなければならない場合は緊急ではありませんが、あまり仕事に時間を取る事も出来ない状況になるかと思います。
退職の理由が両親どちらかの介護になりますので先程も少しお伝えした『自己都合退職』を退職理由に手続きを進めていきます。
会社の職場や上司に退職の理由を報告する時は親の介護で来月から働く事が出来ない事をしっかり伝えた方が良いでしょう。
退職の手続き前には退職後必要になる書類を見返しておくと必要な書類手続きもスムーズに進める事が出来ます。
母の介護が必要になったが父はまだ働いているなどどちからかが働いている場合は退職後両親どちからかの扶養に加入する事も可能になります。
両親どちからかの扶養に加入すると年金や健康保険の料金は実質かなりお得になりますので扶養手続き方法を確認しても良いでしょう。
健康保険,年金の扶養手続き必要書類一覧>
退職後に所得税の扶養控除を申請するための必要書類
退職後に妻が夫の扶養に加入する時の手続き書類一覧
上記ページではそれぞれの制度別に扶養加入の必要書類や手続き方法についてご案内しています。
退職の理由が両親の介護で時間を必要とする場合は今まで働いていた分が介護の時間に変わりますので扶養に加入したり、失業保険を申請したりする必要も多くなります。
退職後すぐ手続きが出来るように必要書類を確認して退職前に会社へ発行申請を済ませておきましょう。
その他の手続き方法についてはこちらをご覧下さい。
退職理由が介護など家庭の事情の場合の退職手続き方法>
親の介護が 急に必要になった場合は?
ここまでは両親の介護が退職理由でも時間は少しある状況での退職手続き方法についてご紹介してきましたが、
緊急に両親の介護が必要になった場合はどのような手続き方法を取れば良いのでしょうか?
基本的に退職の手続き手順としてはまず最初に上司など会社に退職の意志を伝える事が始まりになります。
これは急に親の介護で出勤出来なくなった場合でも同じです。
しかし、今回は『親の介護が急に必要になりました。』が退職理由になりますので出勤は出来ません。
急に両親どちらかの介護が必要になったのに無理矢理出勤してしまっては信頼が無くなってしまいます。
この時には退職の理由を電話で伝え、後日介護が落ちついてから退職届を郵送で送る手続き方法が1番良いでしょう。
この時にも同じように電話で退職の理由を伝えた後、退職後必要になりそうな書類があった場合は会社に伝えておきましょう。
退職届は退職の意向を伝える大切な書類になりますのでしっかりとした退職手続きにするためにも郵送で会社に送付しておきましょう。
退職届を郵送する時に『会社へ急に出勤出来なく申し訳ありません。』など添え状も一緒に送付すると出勤していなくてもしっかり退職の手続きをする事が出来るでしょう。
添え状の中には謝罪文とこれまでのお礼の気持ち、必要な書類の発行のお願いなどを記載しておけば問題ありません。
同じように退職後は扶養に加入する場合はそれぞれの制度別に必要書類を確認しておきましょう。