派遣社員,派遣会社の退職手続き(健康保険,年金,扶養)の詳細
派遣社員や派遣会社を退職する時に行なう手続きも基本的に正社員が行なう退職手続きと変わりません。
しかし、派遣の場合は日雇い系など短期、短時間タイプの派遣契約もありますのでその時には手続き内容に違いが出てきます。
長期で正社員と同じように働いていた場合は社会保険に加入している可能性が高いと思います。
短期契約や短時間労働の派遣契約の場合は社会保険の加入、未加入に違いもあると思いますので一度派遣会社の担当に連絡してみましょう。
このページでは社会保険に加入している派遣社員や派遣会社と契約を結んでいる人専用に手続き内容をご紹介していきたいと思います。
派遣会社退職後の健康保険手続きについて
社会保険に加入しながら派遣会社で働いていた場合は退職と同時に健康保険資格も無くなります。
健康保険は病院で治療を受けた場合3割負担で医療費が済むようになっている保険なだけに無保険で病気をしてしまうと高額な医療費が掛かります。
そのため派遣社員を退職した場合は退職後に健康保険の加入手続きや任意継続手続きなど何らかの手続きが必要になります。
健康保険の制度は正社員でも派遣社員でも手続き方法は変わりませんので
を参考に手続きを進めて下さい。
派遣社員退職後の年金手続きについて
派遣社員を退職すると健康保険同様に年金も支払い手続きを変えなければいけません。
派遣社員の頃には社会保険で年金もまかなわれていましたが、派遣社員退職後は健康保険は健康保険。年金は年金と分けてそれぞれ支払いを済ませていきます。
年金の場合も派遣社員退職後、国民年金に切り替え手続きをする必要があります。
退職後すぐに転職先が決まっていて、転職先で社会保険に即加入する場合は手続きも必要ありません。
転職が決まっていても1カ月手続きの間が空いてしまうとその月の年金は未払いになってしまいますので移動時には注意しておきましょう。
派遣会社を退職して失業保険を受給する場合は『雇用保険』の手続きを行なう。
派遣会社を退職した後に失業保険を受ける場合は『雇用保険被保険者証』や『離職票』が必要になります。
雇用保険被保険者証や離職票は失業保険を申請するハローワークで手続き時に必要になります。
この書類が揃わないと手続き時になぜ揃わないか聞かれる場合もありますので必ず派遣会社を退職する前に『雇用保険被保険者証』と『離職票』を発行申請しておきましょう。
雇用保険被保険者証は派遣会社の担当に言えば返してもらえるハズです。
結婚や出産で派遣会社を退職する場合の手続き。
結婚や出産などで派遣社員を退職する場合は夫の扶養に加入する手続きを行なう事も出来ます。
結婚や出産、育児で退職する場合は退職後の年収が103万円未満になる可能性が高いからです。
健康保険や年金の扶養控除は加入先の組合によって条件がありますので必ず手続き時に問い合わせてが必要になります。
又、扶養手続きだけでなく派遣社員中の雇用保険制度を退職後に利用する事も出来ます。
ハローワーク:雇用保険制度の概要
https://www.hellowork.go.jp/insurance/insurance_summary.html
派遣社員の労働期間によって育児休業手当などを受けられる可能性もありますので1度自分でしっかり確認してみましょう。
退職後にハローワークで問い合わせても良いと思います。