失業保険の支給日は退職理由で変わります。 | 失業保険のもらい方から再就職まで
失業保険をハローワークに申請してから最初の失業保険支給日までは退職理由によって日数がガラッと変わります。
退職理由が会社都合退職であった場合は初回認定日付近が失業保険の支給日になります。
失業保険をハローワークに会社都合退職で申請してから約30日後くらいが最初の失業保険支給日だと考えておきましょう。
初回の失業保険金額を計算すると
ハローワークに会社都合退職で失業保険を申請した場合、初回の失業保険支給日は約21日分の支給金額になります。
待機期間中7日間は誰でも失業保険の給付を受ける事が出来ませんので28-7で約21日分の失業保険が初回認定日の時に認められ支給日に銀行口座に振り込まれます。
大まかになってしまう理由は土日の休日や長期休暇期間(ゴールデンウィーク，お盆，年末年始)でハローワークや銀行などが閉まってしまうからです。
キッチリ21日分の支給金額が最初の失業保険支給日に振り込まれるわけでは無いので注意しておきましょう。
会社都合退職扱いで失業保険を申請した方は上記の失業保険支給日になります。
自己都合退職で失業保険を申請した場合
一方の自己都合退職で会社を退職してからハローワークに失業保険を申請した場合は
待機期間7日間と給付制限期間がありますので初回の失業保険支給日は大きく変わります。
自己都合退職者の場合、失業保険支給日がいつになるのかこれから説明していきたいと思います。
自己都合退職者の失業保険支給日は？
自己都合退職で会社を辞めた場合には給付制限期間として90日間失業保険を支給しない日数が与えられます。
そのため失業保険を申請してから最初の支給日までは必然と90日以上待たなければいけなくなります。
会社都合退職者の失業保険支給日とは全然違います。
上記でもお伝えしましたが失業保険の支給日は基本的に認定日になります。
失業保険の認定日は28日間きざみで設定されているため基本的には28日分の失業保険が支給日に振り込まれます。
しかし、自己都合退職の場合は給付制限期間が90日間あります。待機期間も合わせると
合計97日間は失業保険が支給されません。
この支給されない日数97日間を消化するためには認定日28日間きざみの間隔を4回繰り返さなければ消化できません。
28×4＝112日間
支給されない日数が97日間なので失業保険を申請した日にちから
112日後に自己都合退職者は失業保険の支給日を迎える事になります。
この失業保険の支給日は初回の失業保険支給日になりますのでまだ28日分もらう事は出来ません。
長期休暇期間が無かったとしても土日に被る可能性もありますので、
初回の失業保険支給日には
約13日～15日分
の失業保険が支給されると大まかに考えておいた方が良いでしょう。
自己都合退職者で失業保険の支給日を早める方法
自己都合退職で会社を辞めてハローワークに失業保険を申請した場合は給付制限期間90日間もプラスされる事から
最初の失業保険支給日までに4か月以上も待たされるハメになります。
生活も苦しいし何とか失業保険の支給日を早くする事が出来ないかな？と思っても仕方ありません。
そこで1つ情報を探してみたのですがありました！
失業保険の給付制限期間が優遇される制度
該当する人としない人で分かれる可能性もありますが【@特定理由離職者】に該当していなかいか確認してみて下さい。
自己都合退職の場合でも退職理由の内容によってはこの特定理由離職者に該当する事があるようです。
この特定理由離職者に該当すると失業保険を申請してからクリアしなければいけない給付制限期間90日間が帳消しになります。
会社都合退職者と同じように自己都合退職で会社を辞めていたとしても待機期間の7日間のみで失業保険の支給日を迎える事が出来ます。
失業保険の給付制限期間が優遇される【特定理由離職者】の退職理由》》
又、この特定理由離職者以外でも
『特定受給資格者』という優遇制度もあります。
この『特定受給資格者』は基本的に会社都合退職者が失業保険を申請した時に該当する優遇制度のようですが、残業の超過などでも該当する事があるようです。
自己都合退職の場合でも条件に該当しているのであれば【特定理由離職者】と同じように自己都合退職でも給付制限期間90日間が帳消しになります。
失業保険の給付制限期間が優遇される『特定受給資格者』の退職理由》》
失業保険のもらい方フローのご紹介
失業保険のもらい方がちゃんと分かっていない場合は失業保険のもらい方フローで今自分がどこの手続きを行っているのか確認してみて下さい。
これから失業保険をハローワークに申請する人も全体の流れや必要な物を知っておくと
失業保険の手続きをスムーズに済ませる事が出来ます。
