失業保険の金額 ,賃金日額,給付率,総額について

失業保険の金額は退職からさかのぼって6か月間の給料総額と関係します。

6か月の給料総額を元にして賃金日額という金額が計算されるのですがこの賃金日額の全てが支給されるわけでもありません。

この賃金日額の金額や年齢によって給付率という%で分けられていき最終的な失業保険の金額として決定されます。

失業保険の金額を知るためにはまずこの賃金日額を計算する必要があります。

賃金日額を計算した後、条件に該当する賃金日額の給付率を見る事で自分の失業保険の金額を把握する事が出来ます。

正確に自分の失業保険の金額を確認するためにもまずは賃金日額を計算してみましょう。

失業保険の金額計算1 賃金日額の計算方法

賃金日額の計算方法はとても簡単です

給料明細などがあるなら退職からさかのぼって6か月間の給料を全て足してみましょう。

そうすると6か月間の総収入金額がわかります。

この総収入金額を下記の計算式に当てはめてみましょう!

賃金日額の計算式:6か月間の給料総額÷180=賃金日額

6か月間の給料総額÷180=賃金日額
この計算式を使うと賃金日額を計算する事が出来ます。

賃金日額が分かったらあと少しで自分の失業保険の金額を知る事が出来ます。

賃金日額が分かったら自分の給付率を確認しましょう。

上記で計算した賃金日額の45%~80%が実際に受け取れる失業保険の日額になります。

この45%~80%の振り分けは年齢,賃金日額の金額によって分けられます。

自分の給付率は何%になるか確認すると確実に自分の失業保険日額を知る事が出来ます。

失業保険の金額計算2 賃金日額の給付率


賃金日額の給付率表

退職時の年齢が29歳以下

賃金日額 給付率
2,300 円以上 4,600 円未満 80%
4,600 円以上 11,650 円以下 80%~50%
11,650 円超 12,780 円以下 50%
12,780 円(上限額)超 日額上限金額

退職時の年齢が30~44歳

賃金日額 給付率
2,300 円以上 4,600 円未満 80%
4,600 円以上 11,650 円以下 80%~50%
11,650 円超 14,200 円以下 50%
14,200円(上限額)超 日額上限金額

退職時の年齢が45~59歳

賃金日額 給付率
2,300 円以上 4,600 円未満 80%
4,600 円以上 11,650 円以下 80%~50%
11,650 円超 15,610円以下 50%
15,610 円(上限額)超 日額上限金額

退職時の年齢が60~64歳

賃金日額 給付率
2,300 円以上 4,600 円未満 80%
4,600 円以上 11,650 円以下 80%~45%
11,650 円超 14,910円以下 45%
14,910円(上限額)超 日額上限金額

上記の表で自分の給付率を確認する事が出来たと思います。

この給付率と先ほど計算した賃金日額を掛けると1日当たり受け取る事が出来る失業保険の日額になります。


 

失業保険の金額計算3 失業保険の日額計算式

賃金日額×給付率(45~80%)=失業保険日額

お疲れ様でした。

この計算で出た答えが失業保険の日額として支給される金額になります。

基本的に計算した答えが1日当たりもらえる失業保険の金額になるのですがあまりにも安かったり高給で高くなる場合には失業保険の上限金額と下限金額が適応されますのでご注意下さい。


失業保険の上限金額

退職時の年齢 失業保険日額の上限額
29 歳以下 6,390円
30~44 歳 7,115円
45~59 歳 7,830円
60~64 歳 6,723円

失業保険の下限金額

年齢 失業保険日額の下限額
全年齢 1,840円

計算した金額は失業保険の給付日数が0になるか再就職するまで支給されます。

ちなみに失業保険の総額は上記で計算した日額と給付日数を掛ける事で算出できます。

失業保険日額×給付日数=失業保険総額

失業保険の給付日数は年齢,雇用保険の加入期間,退職理由によって分けられています。

失業保険の給付日数条件の表は下記ページに一覧にして掲載してますので確認してみて下さい。

失業保険の受給資格期間一覧〉〉

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