強度近視の遺伝性と原因
強度近視や近視の主な進行原因は遺伝性と環境要因と考えられている場合が多くあります。
しかし、
強度近視の遺伝関係についてはハッキリと医学的に証明する要素は見つかっていないようです。
しかし、近視の遺伝子などは特定できているようなのでまったく遺伝性と強度近視が関係ないかといわれるとそうでもないです。
一概に現時点での医学では遺伝性の近視や環境が原因で近視など、
完全に原因を特定することは不可能です。
そのために強度近視でも、仮性近視でも、近視でも、乱視でも、
様々な近視傾向の要因が重なり合い強度近視に発展してしまったと考えるべきでしょう。
例えば両親のどちらかが
(父親でも母親でもどっちでも可)
視力0.01程度しかなく、
矯正用レンズも-10Dの
の入ったメガネを掛けていたとします。
この場合はこの矯正用レンズを掛けている両親のどちらかは最強度近視に該当します。
そしてこの両親の間に3人
子供がいたとします。
その子供3人は全員が
目の悪い両親のどちらかと同じように
視力0.01で
矯正用レンズは-10Dの
メガネやコンタクトレンズを掛けることになるのでしょうか?
答えからいうと子供3人が
全員同じようになるかというとNOです。
可能性としてはなくはないですが、絶対3人が最強度近視であり、-10Dのメガネかコンタクトレンズを掛けますか?
ほぼありえない事だと考えられます。
目が悪くなることはあると思いますが両親のどちらかが最強度近視だからといって子供も絶対最強度近視になるとは限りません。
また強度近視の場合には
眼球が変形していることもあり、遺伝性で強度近視ということになるのであればその子供は最初から眼球が変形していたということになってしまいます。
眼球の形状などは調べたらわかる可能性も十分にあるので
もし、遺伝性の強度近視だと感じるのであれば早めに眼科で目の形状の検査をしてもらうことで、
遺伝性の強度近視かどうかを知ることができるかもしれません。
そのまま放置しておくと様々な要因の絡んだ強度近視と診断することしか現在の医学ではできないようなので、
遺伝性が気になるのであれば早めに検査してもらうことで何らかの強度近視対策が施せるかもしれません。