定年退職挨拶文例~社内用と社外用例文の使い方
この度晴れて定年退職を迎える皆様大変お疲れ様でした。
挨拶文例を探されているという事は定年退職の挨拶を間近に控えている状況だと思います。
定年退職の挨拶を行う場はどなたでも初めての経験になります。
どんな挨拶文例を使用すれば良いかとても悩みどころだと思いますが一つ挨拶(スピーチ)には大切な決まり事があります。
将棋で例えるなら定石の一手に該当します。
(将棋を知らない方は固い一手だと考えて下さい。)
素晴らしい挨拶(スピーチ)の法則として、
挨拶を行う場に適応する挨拶文を用意する事、
が定年退職時の挨拶の場でも有効に作用する事になります。
この『挨拶の場』とは言葉だと場所を示しておりますが、場を思い描いてみると挨拶を聞く人が多く写るのではないでしょか?
定年退職の挨拶を
・社内で行う場合
・社外で行う場合
・送迎会で挨拶の場を設けた場合
など定年退職される方々それぞれで挨拶の場は違います。
そのため定年退職の挨拶文例も挨拶を行う場に適した文例を選択する必要があるでしょう。
そこで今回このページではOutlookshare.comが用意した定年退職の挨拶文例を『挨拶の場』別にそれぞれご紹介していきたいと思います。
定年退職される皆様は自分が控えている挨拶の場に合った文例を参考にするだけで、
まるでこのような決まった挨拶には慣れているような綺麗な定年退職の挨拶を簡単に行うことが出来るでしょう。
早速ですがここから『挨拶の場』別に
定年退職の挨拶文例をご紹介していきたいと思います。
定年退職の挨拶を社内で行う時の文例の法則
定年退職の挨拶を社内で行う場合は聞く人が社内の同僚になります。
社内なのでもう一つの要素としては挨拶を聞く人のほとんどが年下に該当する事になります。
定年退職でもありますが同時に先輩としての立場でも挨拶することになります。
定年退職の挨拶時にはこの2つの要素を満たす挨拶文を用意することでしっかりとした定年退職の挨拶を行うことができるでしょう。
また社内の職場の規模によっては少数精鋭で頑張ってきた職場、大人数の一丸となった職場などそれぞれ職場でも空気が違います。
少人数の職場で定年退職の挨拶を行う場合はほとんどが顔見知りで毎日会っていた事にになりますのであまり堅苦しくない方が挨拶文としても適しています。
逆に大人数の職場では担当している業務によっては全然関わりが無かった人も存在します。そのため挨拶の冒頭などで礼儀用の挨拶文を先に使用することで職場の空気に合った挨拶文にする事が出来るでしょう。
定年退職の挨拶文例 基本の型
私事で恐縮ですが、(ご存知だとは思いますが、) 〇〇年〇月〇日を持ちまして定年退職することになりました。
在職中は大変お世話になりましたことを御礼申し上げます。
定年まで元気に働いてこれたのも皆様のおかげだと深く感謝している至大でございます。
今振り返ってみると入社時から○○課長(上司など)に仕事を教わり業務をこなせるようになってからここまでの間が長いようで短かったなと感じております。
これまで本当にお世話になりました。(上司などに向かってお辞儀をすると良)
~(状況によって定年退職の挨拶文例を使います。)
皆様の益々のご活躍並びにご発展を
心よりお祈りしております。略儀ながらお礼かたがたご挨拶とさせていただきます。
上記の定年退職挨拶文例が基本の型になります。
上記の定年退職の挨拶文例の解説を文例の上から順にお知らせしたいと思います。
まず冒頭では少人数の職場と大人数の職場でセリフを変えて使用して下さい。
退職日に定年退職の挨拶をする場合は日付の部分を「本日」に変えても構いませんが、事前に定年退職の挨拶を行う場合は職場全体に知らせるためにも退職日をしっかり伝えられるよう挨拶文の中に入れておきましょう。
中途退職ではなく、定年退職になりますので「定年まで」を使い、これまで健康的に働いてこれたことに感謝する言葉を使います。定年退職であることを必ず伝えましょう。
定年退職の場合は年下になると思いますが上司も職場にいます。
基本的に挨拶を行う場合は職場の同僚と上司にお礼を伝えることが大切になりますので、上司に対しても忘れず御礼の気持ちを伝える挨拶文を使用します。
~(状況によって定年退職の挨拶文を使います。)の部分は下記で職場の規模によってそれぞれ文例をご紹介します。
最後は皆様の発展を願う礼儀正しい挨拶のマナー文を使い挨拶を終了します。
少人数の職場で定年退職の挨拶を行う場合の挨拶文例 一覧
定年退職挨拶文例の基本の型の中にあった
~(状況によって定年退職の挨拶文例を使います。)
の部分の挨拶文例をご紹介したいと思います。
まずは少人数の職場で定年退職を行う場合の挨拶文例からご紹介して行きたいと思います。
退職間際でいつもより忙しい時期ではありましたが、今後の担当に当る○○さんに業務引き継ぎ等は無事終了致しました。(○○さん後はよろしく。など自分の言葉で何か一言)
在職中は色々有りましたが、今振り返るとあの時の○○の仕事(具体的な内容で)を上手く成功させてここまで来れたのも皆さんと一緒に仕事をしてこれたからだと今での思っております。
上記のような挨拶文は少人数で頑張ってきた職場には適した挨拶文の例になるでしょう。
少人数制の職場ではほとんど全部の人の名前や顔をみんな知っています。やってきた仕事も一緒の可能性が高いため具体的な人の名前や仕事の内容の事について定年退職の挨拶の中で使用しても聴いている人に伝わります。当時の関係者がまだ職場に残るのであれば尚更良い効果が生まれます。
○○さんに後は任せてある。あの時の仕事はみんなと一緒にやったからここまで来れた。など仕事での信頼を挨拶の中で教えると聴いている人も気持ちの良い挨拶文を完成させることができます!
逆に定年退職の挨拶になりますので上手く行かなかった事などは空気が良くありませんので挨拶の中では使用しないようにしておきましょう。
大人数の職場で定年退職の挨拶を行う場合の挨拶文例 一覧
次は大人数の職場で定年退職の挨拶を行う場合の挨拶文例の中にあった
~(状況によって定年退職の挨拶文例を使います。)
の部分の文例をご紹介して行きたいと思います。
冒頭の挨拶文も少し変えてありましたが、大人数だと同じ職場でもほとんど接することが無かった人もいる可能性が高くなると思います。
そうなるとこのような職場の空気にも合った文例を使用する必要があります。
私が行っておりました○○業務は引き続き総務課(部署名などを使用)が担当いたしますのでこれからも皆様方よろしくお願い致します。
退職後は趣味である○○に励みたいと考えております。ご興味のある方はお声をかけていただければ幸いです。
なお皆様お忙しい中私のために送別会を開いていただける事誠に恐縮している至大でございます。
上記のように大人数制の職場では直接関わりが薄い人が挨拶を聞いている可能性もあります。なのでなるべく定年退職としての挨拶という形を崩さない方が完成度は高まります。
具体的な仕事の内容を定年退職の挨拶で行っても同じ部署内の人と関わりのあるごく一部の人のみが理解できる内容に変化してしまします。
そのため礼儀用として挨拶の場を使う方がなるべく全員に伝わる内容になります。
仕事の事を話したいのであれば部署単位などグループ単位で、他の部者の人に仕事の内容を伝える挨拶文にした方が言った内容も伝わりやすくなるため聞いてもらえます。
定年退職時に大人数の中送別会を開いてもらえるようであれば幹事の人も大人数をまとめるためそれだけ手間が掛かっています。
その事についてお礼を示しても良い挨拶文になります。
定年退職後に具体的な活動内容や趣味などがある場合はせっかくの大人数の職場になりますので挨拶時のネタで使うと定年後の良き友人を見つけることができるかもしれません。
どのような職場で定年退職の挨拶を行うとしても上記の挨拶文例と一緒に自分の言葉を用意する事で気持ちは伝わりやすくなります。
文例の基本の項目と一緒に時間がある時でも良いので自分の言葉を足して定年退職の挨拶としてみるとさらに味が出ます。
定年退職の挨拶を社外で行う時の文例
定年退職時に社外の仕事関係者に挨拶を行う場合の文例をご紹介していきたいと思います。
上記では社内用の定年退職挨拶文例をご紹介しましたが、社外用の定年退職の挨拶文例場合は同じ会社ではありませんので礼儀正しく堅い言葉遣いで挨拶を行ったほうが良いでしょう。
下記は社外の関係者に定年退職になったことを知らせる挨拶文例になります。
拝啓 皆様にはお変わりなくお過ごしのことと大慶に存じます。
(拝啓◯◯様におかれましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。)この度私事ではございますが、私こと○○(自分の名前)は3月31日付けで定年退職することとなりました。
長い歳月に渡り大儀なく(大過なく)勤めさせていただくことができましたのもひとえに皆様(○○様)のご指導ご鞭撻のおかげだと深く感謝いたしております。
貴社の今後のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
◯◯様いつもお世話になっております株式会社outlookshareの○○(自分の苗字)です。
急ではございますが、(以前も少しお伝えしたと思いますが、)3月31日の定年退職が近づいてきましたのでご連絡差し上げました。
定年まで無事頑張ってこれたのも○○様(○○社)のおかげだと心よりお礼申し上げます。
定年退職後は担当が伊藤(部下の名前)と言う者になりますので(今度一緒にご挨拶へ伺わせて頂きます。)これからもよろしくお願い致します。
貴社(○○様)の今後のご健康とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
上記2種類の社外用退職挨拶文例は社外の相手によって変えて使用することもできます。
普段から何度も会い取引先の関係者の多くと知り合いの場合には普通の言葉遣いで定年退職の挨拶を知らせる方が良い挨拶文になる可能性があります。
逆にあまり関係の深くない社外の関係者に定年退職の挨拶をしなければならない場合は挨拶文として多く使われる言葉遣いを使用した方がトラブルも少なく無難です。
社外用の定年退職の挨拶文の中に今後の引継ぎは誰であるか?今度ご紹介いたします。など変わりになる人を知らせることで
取引相手に寛大な印象を与えることもできます。
直接挨拶に伺うのではなく定年退職の挨拶メールとして社外の関係者に送信しても良いでしょう。
メールを送信する際には上記の文例をそのまま使用しても構いませんが、
退職の挨拶メール例文(社外,取引先編) でもメールの本文をご紹介しておりますのでメールで定年退職の挨拶を行う場合はこちらも参考にして見てください。
定年退職の挨拶を送迎会で行う時の文例
ここまで社内用の定年退職の挨拶文例と社外用の挨拶文例をご紹介してきました。
どちらも仕事中に行う場であったことは一緒になりますが、会社が送迎会の場を用意し、そこで定年退職の挨拶をて行う場合は上記の挨拶の状況とはまた違う状況になります。
送迎会で定年退職の挨拶を行う場合はもちろん居酒屋などお酒の席がほとんどになると思います。
このような場合は人数問わず飲み会が定年退職の挨拶後にありますのであまり長々と挨拶で喋ってもその場を退屈させてしまうかもしれません。
そこで上記でご紹介した社内用文例を短くして要点だけ伝え手短に挨拶を行うことで乾杯をいち早く開始することができます。
仕事上では最後の飲み会になりますので記念すべき飲み会になると思います。
定年退職の挨拶を行う時は出来るだけ楽しい雰囲気を出すようにしながら喋ることでさすが長者だと奥深さを感じさせることができるでしょう。
私事ではございますが皆様お忙しい中私の送別会にお集まり頂き誠にありがとうございます。
今日で皆様とは最後になると思うと少し寂しくなります。
現在65歳になりますが、定年まで頑張ってこれたのも皆様のおかげだと深く感謝しております。
在職中から○○さん(長い付き合いの人や上司)には特にお世話になりました。
せっかくの料理が冷めてしまいますので手短ではございますが、定年退職のご挨拶とさせていただきます。
本当に皆様お世話になりました。
これからのご活躍大いに期待しております。乾杯!!
この度は皆様お忙しい中お集まり頂きありがとうございます。
ご存知の方も多いと思いますが、私は今年で満65歳になりましたので定年退職することになりました。
在職中は色々とご迷惑もおかけしながらここまで頑張ってこれたのもひとえに皆様のおかげです。
本当にありがとうございます。
私は○○の業務を担当しておりましたが今後は同じ部署の○○さんが担当しますのでどうぞよろしくお願い致します。
今振り返ってみると私が就職し、○○さん(上司)に業務を教えてもらってから今日までがとても短く感じます。
話せば長くなりますがせっかくこのような場を設けていただきましたので手短ですがこれを持ちまして定年退職のご挨拶とさせていただきます。
これからの皆様のご健勝とご活躍心よりお祈り申し上げます。今日は最後まで一緒に楽しく飲みましょう!乾杯!!
居酒屋など送別会のお店で定年退職の挨拶を行う場合は軽い挨拶程度に抑えておくとワイワイガヤガヤみんなで楽しく最後の飲み会を楽しむことができると思います。
定年退職の挨拶になりますが、聞く側としてはお酒も目の前にありますので長々とした挨拶を聞く気持ちと比べると手短な挨拶の方が気分もよく送別会を進めることが出来ます。
これまでの苦労や功績などはお酒が進んでから長い付き合いの同僚などと一緒に話すと大いに盛り上がるでしょう!
最後の飲み会になりますので気兼ねなく楽しんでくださいね。
ここまで定年退職の挨拶文例を『挨拶の場』別にご紹介してきました。
全て読んでしまった方はかなり長文になってしまいしたが、ご自分の状況に合った挨拶文例を選択して使用して頂ければ幸いです。
このページで『挨拶の場』別に定年退職用の文例を色々ご紹介しましたが、文例の中にご自分の言葉を使用したり、文例の言い方を変えるとオリジナル性が増し、職場の方々にも気持ちが伝わりやすくなると思います。
思いつかない場合はそのままで構いませんが、何か思いついたのであれば迷わず自分の言葉を挨拶のセリフの中に入れてみてください。