退職願の書き方には決まりがあります。
あまり扱う事のない書類だと思いますのでこのページで一通り、
退職願の決まりについて確認しておきましょう。
退職願の書き方や記入する理由、手書きで書く時の注意点などを下記でご紹介していきたいと思います。
まずは退職願の書き方からお伝えしたいと思います。
退職願の書き方の決まり
退職願の書き方には決まりがあります。
最初の書き方としてまずは退職願の提出先の宛名を記載します。
この時には会社名と社長の名前を記入する書き方が一般的です。
下記画像を見てもらうとわかると思います。
このように退職願を提出する相手の宛名を記入します。
次に本文の冒頭として、
書類の冒頭中央に大きく
『退職願』
と書きます。
画像を見ていただければわかると思います。
このように冒頭中央に他の文字よりも大きく『退職願』と書いてある事がわかると思います。
このような冒頭の書き方が一般的な退職願の書き方の決まりです。
書類の形式によっては『退職願』の大文字と会社名などの宛名が逆の順番に書く事もあります。
書く位置は変わりません。
会社名などは書類の左側で『退職願』の大文字は書類中央に書きます。
この順番は基本的にどちらでも構いません。
最初に退職願と大きく中央に書いてその後に会社名と社長の名前を左側に書いても問題ないという事になります。
注意点としては会社名と社長名の間違えについてだけ確認するようにしておきましょう。
会社名の確認場所は例をあげるのであれば、株式会社や有限会社などの位置になります。
株式会社に勤めていて会社を退職する場合には前株と後株を確認するようにしておきましょう。
前株は
株式会社OutlookShare.com
このように会社名の前に株式会社を書く会社名の事を言います。
後株は
OutlookShare.com株式会社
このように会社名の後に株式会社が来る会社名の事を言います。
有限会社でも同じ事が言えます。
間違いやすくなっていますので注意が必要です。
次からは上記の画像を見てもわかるように退職願の本文を書く事になります。
本文で大切なのは退職する理由なので退職理由についてお伝えしていきたいと思います。
退職願の理由の書き方
退職願に記入する理由の書き方にも同じように決まりがあります。
この決まりは私的都合で退職する時と会社都合で退職する時で変わってきます。
まず画像を見てもらうとわかるように
『この度、一身上の都合により』と書いてあると思いますが、
これは私的都合で会社を退職する場合に記入する退職理由になります。
この私的都合とは
転職、
病気、
引越し、
結婚
など自分から起因する全ての理由に対して当てはまります。
又、結婚で寿退社する場合には『一身上の都合により』を『結婚により』と書き方を変えても問題ありません。
それ以外は全て自分から起因する理由の場合には『一身上の都合により』と記入するようにしましょう。
間違っても『転職により』などとは書かないようにしましょう。
会社都合の退職理由の書き方
もう一つ退職願に書く理由として会社都合で退職する場合が存在します。
この会社都合とは上記の一身上の都合とは違い、会社側から退職するように又はしなければいけないようになった時に記入する理由になります。
例をあげるのであれば、
リストラ、
雇用契約を更新してもらえない、
退職してくれとお願いされた、
希望退職
などは全て会社側からの要請になりますので会社都合で退職する理由に該当します。
この時には『一身上の都合により』と退職願に書いてはいけません。
理由により退職願に記入する書き方を変えましょう。
例として
『契約満了により』
『会社都合により』
『貴社の希望退職に応じ』
と書くようにしましょう。
このように退職願の理由の書き方を変える事で会社都合で退職する事になった事がわかります。
退職願の本文に理由を記入する場合にはこのように退職する理由によって書き方が変わってきますので間違いのないように注意しましょう。
上記の決まり以外は特に重要な部分などもありませんので上記の退職願画像を参考に真似て書く書き方で問題ありません。
下記ページから退職願のテンプレートをダウンロードする事も出来ますので退職願をパソコンで作成する場合には使用してみて下さい。
退職願の書き方 本文以降
退職願の書き方の決まりは上記を見ていただければ大半は抑えた事になります。
本文以降のきまりについてここからお伝えしていきたいと思います。
上記画像は先ほど見てもらった画像と同じ画像です。
本文以降にはまず最初に書類の右側に
平成◯◯年◯◯月◯◯日
と書いてあると思いますが、
この日付は退職願を提出する日付を書く事になります。
本文中の
『一身上の都合により来る平成◯◯年』の部分には退職日を記入する決まりになります。
退職願は退職予定日か、一カ月前までには提出するのが一般的なマナーになりますので恐らく同じ日付を退職願に記入する事はありません。
本文以降の平成◯◯年の部分には退職願を提出する日付を記載するようにしましょう。
残りは会社上での自分の所属課や所属部署や班などを記載する場所があると思いますが、
この部分は会社ごとに名前があると思いますので調べて書く必要があります。
例をあげるのであれば
『営業第二課』や
『公務執行部』などです。
このように会社ごとに名前があると思いますので自分の所属している部署や課の名前を書くようにしましょう。
無いのであれば書かないで名前と印鑑のみでも構いません。
名前の後の印鑑は捨印でも構いません。
これで一通り退職願の書き方の決まりは全て抑えた事になります。
確認のため書き方の注意点を再度お伝えするのであれば、
本文中の退職理由、
日付の間違え、
印鑑の押し忘れ、
前株、後株や社長名の間違え、
などは間違いやすい項目に該当すると思いますので注意して書くようにしましょう。
特に退職理由に関しては退職後に発行される離職票などにも違いが出てきますので自分都合か会社都合なのかはしっかりと確認しておきましょう。
退職願の書き方は以上になります。
退職願を書いたのであれば退職願はそのまま渡すのではなく封筒に入れて渡す方法が決まりになりますので退職願の封筒についての専用ページを下記でお伝えしたいと思います。
退職願の封筒について
退職願の封筒は退職願を書いた用紙サイズで入れなければいけない封筒サイズも変わってきます。
詳しく退職願の封筒について掲載しているページを作成しましたのでそちらをご参照下さい。
それ以外に封筒の書き方やきまりについてもわからない場合には下記ページを参考に退職願の封筒を作成して下さい。
》退職願の封筒の色やのり付け、書き方、入れ方、折り方マニュアル《
退職願の封筒については上記のページを参考にしてもらえればすぐに完成させる事が出来ます。