退職の挨拶時にお菓子を渡す時のタイミングやメッセージ,『のし』について
知り合いの方が退職する時などに記念として挨拶代わりにお菓子をプレゼントする事も多々あります。
前から退職の挨拶時にお菓子を渡す場合はメッセージカードなども添えて渡す人が多い一方でタイミングなどに迷いがちな面もあるようです。
又、どちらかというとお菓子と一緒に渡すメッセージカードは同僚が退職する時など比較的にいつも会っている人などに渡す事が多いようです。
取引先など外部の関係者に退職の挨拶でお菓子を渡す時はメッセージカードなどは少なく、
菓子折りに『のし』をしっかり付けて渡す風習もあります。
退職の時に渡すお菓子などはお菓子屋さんで買う時にプレゼント用などと伝えるとラッピングしてくれますが、ビジネスマナーを守りたい時にはラッピングではなく『のし』の方が適しています。
退職の挨拶のタイミングとお菓子を渡すタイミング
社内の誰かが退職する時、挨拶と一緒にお菓子を渡すタイミングとしては帰宅前が適しています。
お菓子がしっかりした物であればある程荷物にもなりますので、気を利かせて帰り際に挨拶を行えばタイミングとしても最適です。
業務が終わってからの退職の挨拶は会社でもよくあるタイミングになります。
後は仕事が始まる朝礼時のタイミングで退職される方が職場に向けて挨拶を行う事もあります。
業務時の挨拶のタイミングとしてはこの2つが大半で、後は送別会などのタイミングになります。
社内の関係者や友人などが退職する時は『のし』に拘る必要も無いと思いますし、メッセージカードなどを添えて渡すと相手もきっと喜んでくれるでしょう。
社外関係者に退職の挨拶と一緒にお菓子を渡す時のタイミング
社外の関係者が退職する時は会った時に退職の挨拶をしてお菓子を渡した方がタイミングとしても安全です。
次はいつ会えるかもわからないと思いますので、『退職されるとお伺いしました。』と言ってその時にお菓子も渡せば大丈夫です。
仕事で関係のある会社の人であればお菓子に『のし』を付けて渡せば◎です。
しかし、『のし』を付けて渡すお菓子に生物はいけませんので気をつけましょう。
知っておくとマナー人!『のし』の決まり
退職の挨拶のお菓子でも使われる『のし』ですが、『のし』の使い方には昔から決まりがあるようです。
まず、お菓子でも何でもそうなのですが、
『生物』をプレゼントや贈り物で渡す時に外からのし紙で包んではいけない。
という決まりがあります。
これは『のし』の意味が貝の鮑(あわび)から来ており、生物として意味が重複するから使わないという決まりになっているようです。
何でも鮑(あわび)は高級品だから贈りたくても贈れないので『のし』にして気持ちを表現するようになった歴史があるようです。
又現在では『のし』の線にも色があり、退職のお菓子は贈答品や手見上げに該当しますので、線の色は紅白になります。
葬式などで使われる白黒の『のし』を間違って使う事は無いと思いますが一応お菓子を渡す前に『のしの線の色』は確認しておきましょう。
のしを付けて渡すお菓子はこのような渡し方になりますので、力まず自然に渡しましょう。