パブリッククラウド プライベートクラウドの違いは何か?
パブリッククラウドはプライベートクラウドと何に違いがあるのでしょうか?
プライベートクラウドとパブリッククラウドで何が違うのか理解することでどちらのクラウドサービスを利用すれば良いか?
又は自社にはどちらのクラウドサービスシステムが必要なのか?理解する事ができるでしょう。
パブリッククラウドとプライベートクラウドの違いは利用者から
パブリッククラウドとプライベートクラウドの違いには利用者が大きく変わってきます。
プライベートクラウドサービスを使用する利用者とパブリッククラウドサービスを利用する利用者はそれぞれ違うということになります。
パブリッククラウドサービスは利用者が必ず限定されている物のではありません。
その一方、プライベートクラウドサービスは利用者がグループ企業内であったり、自社内の人間しか使わないという場合にプライベートクラウドサービスが該当します。
プライベートクラウドサービスは利用者が自社内だからといって自社でGmailを使った場合では基本的にGmailは他にも利用者がいるのでプライベートクラウドサービスとは違います。
しかし、自社でプライベートクラウドサービスを構築して新しいフリーメールサービスを自社内にだけ流して使用した場合には、そのメールサービスは会社の中以外に利用者がいなければプライベートクラウドサービスということになります。
利用者がこのように自社内やグループ企業内にだけ限定して使用されている物をプライベートクラウドサービスとして構築します。
これ意外に他の利用者がいる場合には基本的にパブリッククラウドサービスがそのサービスには割り振られると思っていた方が違いが理解しやすくなります。
プライベートクラウドシステムの例
プライベートクラウドシステムであると違いをしっかり割り振るためにも、 プライベートクラウドがどのような場合にプライベートクラウドシステムと呼べるのか例をあげて説明します。
1.新入社員用の新人教育カリキュラムをプライベートクラウドシステムに組み込んだ。
新入社員の教育をするために外部のクラウドサービス構築に詳しいプログラマーに委託してプライベートクラウドシステムを構築してもらい、 その中に冒頭で書いたように新人教育カリキュラムを導入した。
※上記の場合には外部のプログラマーに自社のプライベートクラウドシステムを構築しては貰いましたが、このプライベートクラウドサービスを使用する使用者は新入社員が新人教育カリキュラムを受けることが目的であることから新入社員以外はこのプライベートクラウドサービスを利用する機会がありません。
そのためプライベートクラウドサービスを使う使用者は新入社員に限定されるため、必然的に自社内の人間しかプライベートクラウドサービスを使用しません。
そのため、今回の例ではこの外部のプログラマーに委託して作ってもらったプライベートクラウドシステムでもプライベートクラウドサービスに該当すると言えます。
2.プライベートクラウドサービスを簡単に導入出来る実績を出しているsaasアプリケーションを提供しているサービスを使い、プライベートクラウドサービスを構築した場合
このような場合には簡単にプライベートクラウドサービスにもできる環境のクラウドサービスを導入したと言えます。
他社も同じSaasアプリケーションを提供され同じようなプライベートクラウドサービスを導入していたとしてもアカウントに違いがあるため、他社の利用者と自社の利用者が重複することは当たり前ですがありえません。
そのかわり、 プライベートクラウドサービスを導入したからといって、自社外の人物にも利用する権利を与えたりした場合や容量が空いているからといって他社にプライベートクラウドサービスを貸し出し、利用者が混ざってしまった場合にはプライベートクラウドサービスとは言えなくなってしまいます。
あくまでもプライベートクラウドサービスは自社内の人間が使用する物だということを確認しましょう。
次回の記事ではパブリッククラウドとプライベートクラウドの違いについてさらに詳しく解説します。