パブリッククラウド プライベートクラウドの違いpart2
前回のパブリッククラウドとプライベートクラウドの違いではサービス自体の利用者に焦点を当てて、それぞれのクラウドサービスの違いをご説明しました。
今回はパブリッククラウドとプライベートクラウドの違いpart2と題しまして、
パブリッククラウドを使う用途とプライベートクラウドを使う用途の違いについて掲載してみたいと思います。
それぞれ、パブリッククラウドとプライベートクラウドの違いを用途でしっかりと理解する事ができれば、
サービス自体の違いもハッキリと認識できるようになるでしょう。
それでは各クラウドサービスごとに違いについてご説明いたします。
パブリッククラウドの用途の違い
パブリッククラウドサービスはプライベートクラウドと違い用途の範囲は大きくなっています。
基本的にパブリッククラウドサービスを提供しているクラウドサービス会社にはそれぞれ独自にパブリッククラウドの特性を持ち合わせています。
パブリッククラウドサービスで使用できる物は、
複雑な事務処理をするパブリッククラウドのアプリケーションから簡単なコミュニティをはかるパブリッククラウドサービスまで多種多様です。
パブリッククラウドアプリケーションの中にはプライベートクラウドサービスと同じように、
- SAAS
- PAAS
- IAAS
- ストレージ
とパブリッククラウドサービスを多数の会社が取り揃えています。
その中でも大きく分けるとSAAS、PAAS、IAASのパブリッククラウドサービスと、
ストレージを提供するパブリッククラウドサービスと2つに振り分けることができます。
そこで今から2つのパブリッククラウドサービスの特性についての違いを振り返ってみましょう。
今から比べるサービス内容の違いはパブリッククラウドだけでなくプライベートクラウドにも適応される場合がありますので合わせてサービスの違いを認識しておきましょう。
パブリッククラウドのサービスの違い
パブリッククラウドのサービスの違いとして先程2つに分ける事ができるとお伝えしましたが、
この2つのサービス内容の違いは簡単に理解する事ができます。
もちろんこのサービスの違いはプライベートクラウドサービスの内容の違いにも適応させる事ができますので、
それぞれのサービスの違いについて認識しておく事でパブリッククラウドだけではなく、プライベートクラウドサービスの内容の違いまで理解する事ができるようになります。
パブリッククラウドのSAAS、PAAS、IAASとは?
パブリッククラウドサービスの内容の例として、
SAAS、PAAS、IAASというパブリッククラウドサービスを提供している会社も有ります。
このSAAS、PAAS、IAASはクラウドサービスの内容としてそれぞれ振り分けらていて細かく違いを説明するのであれば、詳しく記載しなければSAAS、PAAS、IAASのそれぞれの違いについてご説明する事はできま
せんがここでは省略いたします。
簡単にこの3つのサービスをまとめて説明するのであればアプリケーションやツールを使用したクラウドサービスであるということが言えます。
もちろん先程お伝えしたように、
パブリッククラウドだけではなくプライベートクラウドにもこのサービスの違いを当てはめる事ができますので、
SAAS、PAAS、IAASの単語を見かけたのであれば、そこではクラウドサービスの中でもパブリッククラウドかプライベートクラウドのアプリケーションやソフト、ツールの話しをしていると理解すれば良いです。
もちろんSAAS、PAAS、IAASを見かけたとしてもそれぞれのサービス提供元独自の機能を持っていますので一概に全部の会社のSAAS、PAAS、IAASが一緒ではありません。
細かいサービスの内容事体はそのクラウドサービスの紹介ページなどで必ず確認するようにしましょう。
そうする事で間違うことなくサービスを理解する事ができるでしょう。
例としてSAAS、PAAS、IAASのサービスをあげるのであればgmailやyahoo!メールなどはパブリッククラウドサービスになります。
このようなフリーメールは誰でも使用する事が出来て、インターネット上にメールの中身は保存されていますので、
Googleやyahoo!のサーバーを使用したパブリッククラウドサービスに該当するのです。
ストレージサービスとは何に違いがあるのか?
パブリッククラウドサービスの違いについて簡単に分けるのであれば2つとご説明している途中ですが、
クラウドストレージサービスは上記でお伝えしたSAAS、PAAS、IAASとは違いインターネット上の保存スペースを貸し出すサービスになっています。
このストレージサービスも
もちろんパブリッククラウドやプライベートクラウドサービスの中身に含まれていてそれぞれ提供会社別に違いはありますが、
基本的には無料のパブリッククラウドサービスを使用してデータや画像などを保存するストレージサービスが使用者の大半を占めている事を覚えておきましょう。
もちろんプライベートクラウドとの違いについても後ほどまとめますが、無料のクラウドストレージは有料のクラウドストレージに比べると当たり前ですが容量が少なくなっています。
基本的にパブリッククラウドと違いプライベートクラウドのストレージサービスの方が、
有料でプライベートクラウドを利用していることが多いことからもクラウドサーバーの空いたスペースにストレージとして保存することもできるようになっています。
基本的には無料のストレージサービスよりもプライベートクラウドの方がストレージサービスの容量は大きくなっていますが、
最近ではパブリッククラウドの中でもストレージサービスに焦点を当てた、有料のクラウドストレージを提供している会社も出てきていますので大容量の保存スペースをクラウドサーバーから借りることもできるようになっているようです。
まとめるとクラウドストレージサービスはパブリッククラウドであろうがプライベートクラウドだろうが保存スペースを提供するサービスであることを覚えておきましょう!
プライベートクラウドの用途の違いとは?
ここまでクラウドサービスの内容とパブリッククラウド、プライベートクラウドの違いの有無に関して説明致しましたが、
ここまでは内容が違うからといって、
パブリッククラウドとプライベートクラウドにさほどの違いもない事がわかったのではないかと思います。
それでは一体パブリッククラウドとプライベートクラウドじゃ何に違いがあるんだ?ということになると思いますが、
ここまでの説明を活かした決定的な違いについてご説明します。
パブリッククラウドとプライベートクラウドの決定な違い
サービス内容別の見方ではあまりパブリッククラウドとプライベートクラウドでは違いがない事をお伝えしましたがここではパブリッククラウドとプライベートクラウドの決定な違いについてご説明します。
その決定なサービス用途の違いとは仕事用か?
仕事用ではないか?
ということになります。
パブリッククラウドとプライベートクラウドの大きな違いとしては、
- パブリッククラウドの場合
仕事で使用するとは限らない。
- プライベートクラウドの場合
仕事で使用する
ということになります。
この一点だけ抑えておくことでパブリッククラウドとプライベートクラウドの違いについて完全に理解することができるのです。
サービス内容は先程会社独自に提供されているためパブリッククラウドでもプライベートクラウドでも変わらないとご説明しましたが、
独自にサービスが提供されているため、
内容はそれぞれ違います。
プライベートクラウドはもちろん利用用途が仕事(ビジネス)という事なのでおのずと仕事に向いているサービス内容になっています。先ほど説明したSaas、Paas、Iaas、とストレージサービスの違いについてもお伝えしましたが、プライベートクラウドでは用途が仕事で使用するためサービスの使い方も違います。
プライベートクラウドのフリーメールサービスをSaasを使用してメールする場合は必然と仕事のメールになります。
それとは違いパブリッククラウドのフリーメールを使用する場合は、仕事のメールとは限らず、プライベート(私生活)や遊びのメールである可能性もあります。
このようにパブリッククラウドでは仕事用とは限らないため一般に提供されるようなサービス内容になっている物もあります。
パブリッククラウドはプライベートクラウドと違い利用者や利用目的が違うため仕事で使える物から遊びで使える物まで多種多様にサービスが提供されていることが理解できたのではないかとと思います。
パブリッククラウドとプライベートクラウドの違いpart2 まとめ
ここまでパブリッククラウドとプライベートクラウドの違いについて掲載しました。
それぞれのサービスには決定的な違いがあることをご理解頂ければ幸いです。
最後にパブリッククラウドとプライベートクラウドの違いについて前回記事と今回のおさらいと併せてまとめておきます。
まとめを読むことでここまで細かいパブリッククラウドとプライベートクラウドの違いや大きく違うプライベートクラウドの特性について説明してきましたので確認ついでにまとめを見てみましょう。!
パブリッククラウドとプライベートクラウドの違いは大きく分けて2つ!
パブリッククラウドとプライベートクラウドの違いについて2ページ目となりましたが前回の記事と併せてまとめておきます。
前回のパブリッククラウドとプライベートクラウドの違いの記事では各サービスごとの利用者の違いについて掲載いたしました。
本編でもこの利用者の違いについても多少触れましたが、今回はサービスの用途?目的について掲載致しました。
そこで、前回の利用者の違いと合わせると以下のまとめが出来上がりました。
パブリッククラウドとプライベートクラウドの利用者と用途の違い
- パブリッククラウドの利用者は不特定多数
- パブリッククラウドの使用用途は広範囲
- プライベートクラウドの利用者は自社内やグループ会社に限定される。
- プライベートクラウドの使用用途は利用者を見てからも仕事で使用するサービスである
ということがわかりました。
この決定な違いについて表すのであれば、
『仕事絡みなのかそうではないか?』という事になります。
実際にクラウドサービスを使用する予定という方がこの記事を読んでいるのであれば、
使用する目的が仕事関係か?
仕事とは無関係か?
に注目してみましょう。
そうすることでおのずとパブリッククラウド、
プライベートクラウドのどちらのサービスを使用すれば良いのか簡単に選択する事ができるようになるでしょう。
仕事関係者だけが使う仕事関係のクラウドサービスをプライベートクラウド。
利用者が限定されていないフリーメールのようなサービスをパブリッククラウドと呼ぶ事を暗記しておきましょう。