売り上げを伸ばすためのデータ分析方法
商品などを販売していると必ず25日や月末などで1回は集計を行うと思います。
その時に色々な販売に関係するデータや数値が出てくるでしょうが、このデータを上手く売り上げにつなげるために分析したいと思う事もあります。
この時にどのようなデータを扱い、分かっている数値をどんな視点から見れば良いか?
これはとても分かりづらい事です。
そこで今回は『売り上げを伸ばすための分析方法』として数値やデータの見方、使用するべき、又は統計を毎月計測するべきデータについて言及していきたいと思います。
売り上げ個数はビジネスの全てに通じます。
家を売るにして、饅頭を1つ売るにしても必ずそこには【売り上げ個数】が存在します。
売り上げ個数が0であれば言うまでもありませんが売り上げ金額は0になります。
それだけ売り上げ個数は純利益に深く関連している事を再度認識しましょう。
このデータ分析方法では売り上げ個数から根差して数値を解析していく事になります。
平均の売値を把握する。
独自に開発した商品を独占的に販売しているのであれば売値は自由に決める事が出来ますが、
ほとんどの販売者は他の人も売っている商品を売る事になります。
なので必ず売値には注意を払う事になると思いますが自分のお店で売った時の金額のデータは必ず保存しておくようにしましょう。
安売りをして販売したとしても平均的な売り上げ金額を出す事が大切です。
集客が何人で実際に買った人数は何人か?
家を売る場合でも洋服を売る場合でもそこにお客様がいなければなりません。
例えばこれまでお伝えしたデータを元にして毎月の傾向を分析する場合、
洋服が150枚売れ、
平均的な売値が6800円だった場合
洋服が150枚売れるまでに何人のお客様が来店して、実際に洋服を買ったお客様の人数は何人になるかを必ず計測しておきましょう。
1人2枚買ったのであれば実際に洋服を手にした人は75人になりますが、
75人洋服を同じように買ったとしても、
500人来店して75人が買った場合
1000人来店して75人が買った場合
この2つの例では成約率や来店させるために発生した費用などが違うはずです。
元々は【売り上げ個数】を元に3つのデータをここまで足しただけですがこの時点で色々な事が分かるようになります。
ここまでのデータで分かること
毎月の売り上げ個数
毎月の売値の傾向
売り上げ金額
来店数
購入者数
平均購入数
売値単価
上記の情報はここまでご紹介したデータを取るだけで基本的にわかります。
分析のメインとしては基本的な情報とは別に毎月の傾向から色々な事が分かるようになります。
毎月毎月積み重ねでデータを取るときれいに傾向が分かるようになります。
1月 売り上げ個数100 平均売値8000円
2月 売り上げ個数150 平均売値7500円
3月 売り上げ個数400 平均売値7250円
こんなデータがあった場合は売値を下げるごとに売り上げ個数が上昇している事がわかります。
これは3ヶ月真面目にデータを取り続けた結果分かった情報であり、日頃からデータを取っていなければ知る事も出来ない貴重なデータになります。
例では1月、2月は売り上げ個数100台ですが3月には400個を売る事が出来ました。
この場合、喜びたい気持ちもわかりますが同時にこのお店では30日間に400個売る事ができるという事を理解する必要があります。
ここに実際の集客数、購入者数をプラスするとさらに30日間という限られた時間でどれだけの人数をお店に集める事が出来るか知る事も出来ます。
何か傾向が出るまでこれまでのデータを繰り返し集計して、見てみる事が大切です。
特に売り上げ個数は1番メインの項目になりますので必ずそのデータは取っておくようにしましょう。